零式艦上戦闘機二一型 EII−102
Confederate Air Forceの所有する、飛行可能な零戦二一型です。
カラーリングは、空母「瑞鶴」の岩本 徹三 一飛曹機になっています。
カナダのホブ・ディマート氏が1968年にバラレ島より回収した、
零戦8機分の残骸より復元した機体です。
8機分の残骸より3機の胴体が復元されたようです。
8機のシリアルナンバーですが、
3741,4460,4461,4469,5355,5356,5450,5451
となっています。
製造番号からすると、3741が三二型、5450,5451が五二型丙、
あとの5機が五二型となります。
この機体は、5356とされているので、あれ?五二型です。
しかも、プレインズ・オブ・フェイムの五二型と1番違いですね。
主翼は新造したらしいですが、二一型の特徴である、両端50cmの
折り曲げは残念ながら再現されていません。
エンジンは、零戦の五番目のエンジン?である、P&W R−1830−94
に交換されています。
主翼も折れ曲がらないし、エンジンも栄じゃないし、零戦七五型ですね。
2000年3月現在の情報によると、同機は、カリフォルニア州のキャマリロ空港に
ある、CAFの施設で修復作業中である。
胴体を分割し、胴体後部の外板を張り替える等の作業中のため、しばらく飛行は
出来ない。
ディズニーが、パールハーバーの映画を撮影する為、POFの61−120号,
MOFのX−133号などに出演を依頼したようだが、真珠湾攻撃時カラーの同機が
修理中で、撮影に不参加なのは残念な事である。
「彩雲」様の南部空軍の零戦からお借りしました。
もっと写真はこちら。
http://members.xoom.com/astroboy/caf/caf_0.html
エンジンを一回り大きい、P&W R−1830−94
に変更したため、カウリングも一回り大きい。
DC3のカウリングを流用したようである。
カウリング分割用のジョイントが、零戦本来のものと全く形状が違うのが残念である。
残念ながら、零戦二一型の特徴である、翼の折り畳み
機構は再現されていない。
主翼はすべて新造された。
補助翼の形状は二一型の特徴通り再現されている。
翼端灯が無いようである。
方向舵の修正は、零戦三二型までの特徴の
修正片となっている。
二二型以降は、修正舵なので、正確に二一型の特徴を捕らえている。